WATCHMAN
映画「WATCHMEN」、自分知らなかったのですが相当有名なアメリカンコミックだそうです。80年代で有名になったアメリカンコミック系で多いのはバイオレンス&ブラックな内容と勝手に断じておりますが、この作品も間違いなくバイオレンス&ブラックなものでした。R-15指定です。
監督は「300」のザック・スナイダー。この「300<スリーハンドレッド>」もアメコミでハードな内容で、この監督が飛び切りの映像作ってくれたのですが、今回の「WATCHMAN」もやってくれちゃってます、いけてます。
原作をよく知る人には当たり前なのでしょうが、なんと言っても舞台と、設定がめちゃめちゃかっこいい。
舞台は1985年のもうひとつのアメリカ。この世界のアメリカは日本を降伏させ、ベトナム戦争に勝ち、ニクソン大統領は3期も連続して大統領を務め、ソビエト連邦とはどうしようもなくこじれて核戦争始まる寸前。
しかも、”ヒーロー”達は実際に存在していたがニクソン大統領が作った新法によりいわゆるヒーロー禁止令がでて、ヒーロー達は例外の真の超人ともいえる一人を除き普通(?)の人間として生活している。
もっとも一名の真の超人ヒーロー以外は本来普通の人間という設定ではあるが、この”普通の人間”のヒーローも十二分に化け物のように強いところがなんとも…。
この映画にも”元”ヒーロー達が5人も出ていて、とても”普通”ではない人間となった元ヒーロたちが政治に翻弄され、陰謀に加担し、信念突き動かされてむちゃくちゃな大団円(と言えるのかどうかは分からんが)に突っ走っていきます。
話の筋は難しくて書けません、ネタバレを恐れて書かないのでなく、私の勢い文章ではまとめられないくらい複雑です。
でも映画は説明口調でもなくすっきり分かる形で描かれています。もっとも、暴力も性描写もイカレタ人格も目いっぱい描いちゃう監督だからR-15指定になっちゃったんでしょうが。
繰り返しますが、原作はむちゃくちゃ有名のようです、自分知りませんが。映画のストーリーがどれほど原作に忠実か分かりませんが原作を知っている方も知らない方も見る価値があると思います。
ドラゴンボールよりきっとましです(見てきたわけではない、評判がひどすぎなだけ、近いうちこちらも確認します)
私は、自分がぶち込んだ悪人がたっぷりいる刑務所にぶち込まれても、ちっとも堪えず、信念を曲げずどこまでも突き進む”ヒーロー ロールハッシャ”に安らぎあれ。
という気持ちになりました。
あ、そうそう上映時間は163分です、2時間43分!!長い。きちんと整理だててコンパクトにまとまっているのでしょうがさすがにこの複雑な話は1時間30分とかにはまとまらなかったようです。
久々にドスンと来る重いエンターティメント皆様もどうぞー
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